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OBインタビュー第9回 宮田憲吾氏(H4年卒)
お知らせ
2025.04.14

OBへインタビューして、色々な話しを聞こうというこの企画。第9回は、2014年に熊本市草葉町のイタリア料理店「ロッカフォルテ」をオープンし、オーナーシェフを務めながら、現在はラグビースクールのコーチを務める宮田氏へ話しを聞きました。

■高校時代
Q: どんな高校3年間でしたか。
A: ほぼほぼ学校生活とラグビーしかやっていなかった毎日でした。登校に自転車で1時間位かかる所に住んでいたため(後にバイク登校で40分)、7時20分からの朝課外に出て、20時に終わる練習後に筋トレをし、校門前の坂を下った所にあるカワダでドーナツを食べ、21時頃に学校を離れるまで13時間程学校にいて、家にいる時間は8時間有るか無いかでした。それでもラグビー部の仲間と、色んな遊びもやっていた記憶も沢山ありますから、今ではどういう風に時間のやりくりをしていたのかと不思議に思います。

Q: ラグビーを始めたのはいつ?
A: 高校からです。中学校ではバスケットボール部に所属しながら陸上や水泳の大会に出ていましたが、中学校卒業時には高校ではラグビーをやりたいと思っていました。

Q: 入部したきっかけ。
A: 濟々黌入学式の後にラグビー部の練習を見学に行き、その日に入部する意思を伝えました。一つ上の冨先輩が突然ボールを私にパスしてきて、初めてラグビーボールに触れました。思っていたよりボールが軽かったという印象を持った事を良く覚えています。パスを返すと上手くいかず、くるくる縦回転してしまった為、冨先輩から「何故回転してしまったかを明日の練習までに考えてこい!」と言われました。

Q: ラグビー部の思い出。
A: 一年生の時の花園予選で、当時の三年生が予選決勝まで勝ち進み熊高と対戦しましたが、残念ながら負けてしまいました。自分達こそ花園に行くぞと頑張り、二年生から三年生に上がった新人戦で県優勝をした事が、一番の思い出です。そのまま初の花園出場を目指して頑張りましたが、総体では決勝戦で工大高(現文徳高校)に負け、花園予選では準決勝で熊工に負け、そのまま熊工が花園に出場しました。あそこでノックオンしなければ…と、今でも思うことが有ります。

Q: 2年時に九州総体2位トーナメントで準優勝でした。2年生ながらレギュラーとして出場していましたが思い出はありますか。
A: フランカーとして出場しました。一回戦はとても暑い砂地のグラウンドだったという事を覚えています。スクラムから真っ先に突っ込むことが役割でしたが、暑さで体が動かず、フラフラでした。徐々に体も慣れ、決勝戦では絶好調で、試合開始早々対戦相手をタックルで一人倒して、絶対優勝すると息巻いていましたが、あの試合は負けたんですね…勝ったつもりでいました。

Q: ラグビーの良さ。高校ラグビーで学んだこと。
A: ラグビーは、実際にラグビーをやったことが無い人でも知っている言葉「one for all, all for one、一人は皆の為に、皆は一人の為に」を実践しないと成り立たないスポーツであることを知りました。激しいぶつかり合いをするスポーツであることから、敵である相手のことをも慮っていなくてはいけないことを学びましたし、当時以上に社会人になった現在にそれを感じることが有ります。大人になってもそれを実践出来る人は、人に頼られるリーダーに向いている人であることを、仕事をしていて感じることが良く有ります。
■大学時代
Q: ラグビーとの関わり。
A: 浪人したこともあり、大学ではラグビーはやりませんでした。日本大学生産工学部に進学しましたが、いわゆるラグビー部とはキャンパスの場所も全然違い、通う事も出来ませんでした。

■現在のラグビーとの関わり。
熊本ラグビースクール4年生ヘッドコーチをしています。主な活動場所は、菊池支援学校グラウンド、熊本聾学校グラウンド、県民総合運動公園等です。コーチ資格、レフリー資格等を取得し、子供達の育成に携わっております。
Q: コーチを始めたきっかけは。
A: 息子がラグビーに興味を持ち、熊本ラグビースクールの体験に行った事がきっかけです。息子はそのままラグビーをすることになりましたが、私は高校以来ラグビーからは離れていましたので、指導をすることは考えておりませんでした。ですが、その他コーチの勧めもあり、スクールコーチとなり、現在に至ります。

Q: コーチをしながら思うことはありますか。
A: ラグビーをしていく上での大事な気持ち、5つのコアバリュー「品位、情熱、結束、規律、尊重」を子ども達に伝え、理解してもらう事が大事であると思っています。理解してもらう事で、よりラグビーを好きになり、プレーも良くなるのではないかと思っています。ただ勝てば良いではないラグビーの良さを分かって欲しいです。

Q: コーチとしてこれからやりたいこと。
A: 熊本ラグビースクールには160人を超えるスクール生がいますので、ラグビーの技術と共に、ラグビーをプレーする事の楽しさ、ラグビー精神の尊さを子供達に伝え、熊本の高校でのラグビープレイヤーを増やし、その子達が花園で活躍できるようになれば良いなと思います。出来れば、濟々黌でラグビーをやりたいと思う子が増えてくれれば良いなと思います。

■職業について( ロッカフォルテ オーナーシェフ )
Q: シェフを目指したきっかけ。
A: 大学の授業が楽しくなく、建築の仕事は向いていないのかな…と思っていた時に、生活費の足しに始めた飲食店のアルバイトが自分に向いているのではないかと思い、料理の勉強を始めそのままイタリア料理の料理人になりました。

Q: 海外での経験を教えて下さい。
A: イタリア料理の修業をしていた時に、やはりイタリア料理をやるのであればイタリアに行った方が良いと思い、意を決してイタリアに渡りました。ですが技術が有っても、コミュニケーションが上手くいかないと仕事も出来ないということを学びました。片言の話でも、何となくの会話でも、意思疎通が出来ればその後の対応が出来ます。意思の疎通が一番大事です。

Q: 自分の店をオープンさせる際に、苦労されたことや大変だったことを教えて下さい。
A: 想定外の出来事が起きる事や、従業員がそれに対処出来ない事、そもそも従業員の定着が難しい時代になってきた事が一番です。これからは、もっと飲食店は厳しくなります。

Q: 現在、主にどんな業務をされていますか。
A: 調理全般と料理提供のコントロール。全ての料理を私が調理し、お客様の食事のスピードを見て、ちょうど良いタイミングで提供しております。

Q: オーナーシェフとして大切にしていること。
A: 地産地消。噛みしめて美味しい料理を提供する事。装飾で誤魔化さず、ストレートなイタリア料理を提供する事。

 

■その他
Q: 人生の中で大切にしていること。
A: 改めてラグビーに接してみたら、ラグビー精神は色々人生に役立つことを知りました。短い人生、何かに熱中している時間が有る事は有難い事だと思います。

Q: ラグビー部の現役(後輩)へのメッセージ。
A: 済々黌の3年間はとても短いもの。大人になれば一瞬。でもそれを、沢山の思い出で埋め尽くして、とても長く、思い出深い3年間にして欲しい。ラグビーの思い出をパンパンに詰めて、将来自分の子供達にラグビーの楽しさを伝えて欲しい。

Q: OB会へのメッセージ(要望など)。
A: いつもありがとうございます。なかなかOB会の活動に参加できない方も、濟々黌ラグビー部を盛り上げる為、熊本のラグビーを盛り上げる為、いろんな企画には積極的に参加しましょう。


ロッカフォルテ 〒860-0843 熊本市中央区草葉町4-10エトワール草葉101 TEL 096-3425534
http://roccaforte-kumamoto.com/